資金調達の壁」をお読みいただいた方はもうお分かりかと思いますが、金融機関を味方に付けることは可能です。

「金融機関」を2つに分解しましょう。組織×担当者です。御社が相対するのは担当者(支店長だったり、平社員だったりします)です。担当者との交渉のポイントは「対外交渉ノウハウ」をご覧いただければ大丈夫です。ただし担当者は組織の論理に反することはできません。ですので最低限の論理を押さえる必要はあります。様々な雑誌などでも銀行の融資判断のポイントは紹介されておりますが重要なのは次の2つです。

資金使途」と「返済財源」です。

何に使いますか?と聞かれ、余裕資金とか運転資金と答えたらアウトです。返済財源を生むための使い道であることを明示しましょう。

返済財源は売上です、利益です、も不十分です。財務分析でもっとも考えるべきがCF、及びBSです。ここを理解していないと、赤字か黒字かだけをアピールして、相手を白けさせてしまうかもしれません。

最低限これだけは押さえおきましょう。