現場の情報が上がってこないという悩みに覚えはありませんか?

これまで多くの経営者からこの悩みを聞いてきました。先ほど理想的な組織をしましたが、現場(五感)から経営会議(脳)への情報が滞ることがあります。時には現場判断(脊髄反射)を司る店長などの管理職(脊髄)からの情報が上がらないため、現場判断の是非について経営陣が把握できないことがあります。組織が大きくなればなるほど情報の伝達スピードを意識しなくてはいけません。

では情報が上がってこない(=現場が報告しない)原因は何か?2つあります。

1つ目は、どんな情報を上げるべきかわからないからです。情報の重要性がわからなければ報告をしなくていいものだと判断される場合があります。そこで大切なことは集めるべき情報を伝えておくことです。「お客様のこんな反応があるかもしれない」という仮説をしっかり立てることが重要です。

もしかしたらこんな反論があるかもしれません。わが社ではなんでも報告するように指導している!!と

では質問です。その質問に対するフィードバックは行っていますか?行っていなければ、報告が上がってこないのです。ドラッガーは『現代の経営』で「報告とは報告者が利益を感じなければ意味がない」と述べています。報告しても称賛も、助言も、指示もなく反応がなかったと捉えられれば、報告しても意味がないと思われてしまいます。これが2つ目の理由です。

報告すべき重要情報を明示していますか?

報告や相談に対してはアクションをおこしていますか?